コダマコーポレーションは、
日本の製造業のさらなる発展を願って、
ものづくりのためのソリューションを提供します。
製造会社が100社あれば、100の解決すべき問題が存在します。
それらの問題の要因を正確に把握し、正しい処置のできるシステムに再構築して、問題を早急に解決する必要があります。
PresentationからAnalysis、Consultation、Proposalと一貫して最高のサービスを提供することにより、あらゆる製造業の現場でものづくりのベスト・フォーメーションを実現し、納期とコストの大幅削減と高品質で高付加価値な製品の市場投入を可能にすることがコダマの使命と考えています。
そのためには、既存の価値を固守せず、常にユーザー・オリエンテッドな立場に立ち、時代に先がけたベストを、自信を持っておすすめします。
コダマコーポレーション株式会社
代表取締役社長
小玉 博幸
interview社長インタビュー
コダマコーポレーション株式会社の
代表取締役社長・小玉 博幸のインタビュー。
起業のきっかけから、未来のビジョンまで、
コダマのマインドに迫ります。
01コダマコーポレーションは
どんなことを目指していますか?
日本の製造業を再生させて
失われた30年を取り戻す
“日本の製造業の再生に貢献したい”と考えています。
具体的にコダマができることは“日本のものづくりを下支えするコンピューターシステムを導入して生産性を高めていただき、経営的な効果を上げていただく”ことです。
ご承知の通り、日本は「失われた30年」と言われています。私が会社を設立した時期が、その30年のスタートと重なるのですが、この言葉が聞こえなくなる日を目指して、ただひたすら走ってきました。そしてこれからも走り続けるつもりです。
02コダマを起業したきっかけは
なんでしょうか?
製造の現場の本当の声を聞き
自分がやるべきことに気づく
前職ではCADを販売する会社のサラリーマンをしていました。もともと“日本の製造業の再生に貢献したい”という思いは持っていましたが、それを実行に移すきっかけになったのは当時のお客様からの言葉でした。
「小玉さんはCADだけを一生懸命売っているけど、実際使っている側として生産性は上がらないし、メリットがない。CADだけじゃなく、CAMも扱うとか、もっと製造業に役立つシステムを提案した方がいいんじゃないか?」と。自分が良いと思って売っていた商品が、現場では全然役に立っていなかったことに、お客様に言われて初めて気づいたんです。ガーンと叩かれてショックを受けると同時に、これからやるべきことは何かも理解しました。
すぐに会社に戻り、「本当に生産性が上げられるCAD/CAMを作るべきだ」と提案しましたが、残念ながら話を聞き入れてはもらえませんでした。そして、やりたいことができないならこの会社にはもういられない。そう考えるようになったんです。
03起業前や起業後に苦労したことはありますか?
同僚からの言葉で起業を決意
大切にし続ける顧客との信頼関係
実は最初は起業ではなく、転職を考えていたんです。前の職場で働きながら、転職活動をしていると、同僚(後のコダマの常務)から言われました。
「小玉さん、卑怯じゃないですか。これまで一生懸命CADを売ってきて、慕ってくれる部下もいるのに、それを全部捨てて出ていくんですか?」と。そう言われて自分の中でも迷いや葛藤が生まれました。どうしたらいいかと意見を求めると、同僚は「一緒に会社をやりましょう!」と言ってくれたんです。同僚たちと4人で作った会社は、1LDKの小さなマンションの一室から始まったんです。
設立したばかりの時は、私たちの知識が完璧でなかったため、お客様から随分とお叱りを受けたものです。しかし、お客様のニーズに応えられるように皆一丸となって働き、少しずつ信頼を得ていきました。ありがたいことに、設立当時のお客様との関係はすべて途切れることなく、今も続いています。私はそのことをとても誇りに感じています。
04コダマコーポレーションは
何を大事にしていますか?
お客様と社員を大切にする
それだけで会社は成り立つ
“人”ですね。これにはふたつの意味があって、ひとつはもちろんお客様で、最高のサービスを提供し続けることを常に意識しています。
もうひとつは社員の存在です。最近は、以前よりも社員にたくさん声をかけるように心がけています。私にとってはみんな孫みたいなもので、彼らの中に入っていって、一緒に何かするだけで毎日が楽しいんですよ。
私の持論ですが、人を大事にすれば、どんな小さな会社でも、絶対に潰れないと思います。
05コダマコーポレーションのビジョンや
未来への取り組みは?
社員が楽しく働ける仕組みを作り
変化する時代に新たな芽を育む
今後も日本の製造業が抱える様々な問題を解決するためのシステムやサービスを提供し、ものづくりを正しい方向に引っ張っていきたいと考えています。
ただ、具体的に何をどうしていくかというのは明確に示すことはできません。というのも時代は常に変化していますから。どんな時代においても、お客様に支持される企業であり続けることで、次に何をすべきかも見えてくるのではないかと思います。
お客様に支持される企業であり続けるためには、そうした企業マインドを持った社員を育てる必要があります。良い人材を育てるためには、純粋に仕事が楽しめる職場を用意しなくてはなりません。
コダマはより経営を良い方向へ導くための“仕事の仕組みを変えるシステム”を販売していますが、それは社内的にも同じです。楽しく仕事ができるように仕組みを整えて人材を育てる。育った社員たちがいつか自分たちで新しい芽(商売)を育んでくれると信じています。
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小玉 博幸
コダマコーポレーション株式会社
代表取締役社長
1948年島根県生まれ。70年神奈川大学経済学部貿易学科卒業後、製図機メーカーに入社。80年から8年間CAD事業の責任者としてCADを販売。後発ながらベストセラーとして新聞に取り上げられた。顧客の間でCADだけでなく加工、製造を含めるトータルでの支援を求める声が高まり、89年コダマコーポレーションを設立。現在に至る。